20代から始める人生攻略本

無知なわたしが無理難題の人生攻略に挑むお話。

vs お金 Lv.1 「カップルのお金のお話」

カップルのお金の行方

これは私の結婚前、夫ぺんたろさんとまだお付き合いしていた頃のお話です。
カップルのお金問題に挑んだ一組のカップルがいました。

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カップルお金問題

皆様、恋人同士のお金はどのように管理をされておりますでしょうか。

前回出して貰ったから今回は私が出そうかな…
いつも出して貰って申し訳ないな…

などなど…特にお付き合いを始めたばっかりの頃は特にこんな方が多いのではないでしょうか。私達も初めはそうでした。何となく、今回は出そうかな〜、次回は出して欲しいな〜といったフワフワした感じで過ごしていました。

しかしお付き合いを始めて半年程がすぎた頃の事でした。
きっかけとなったのはある日のぺんたろさんの一言でした。
「あのさ…財布、一つにしてみない?」


それぞれの思い

ぺんたろさんは元々倹約家で、無駄遣いする性格ではありません。そんなぺんたろさんが、私とお付き合いを始めてから外食や宿泊費などに湯水のようにお金を使ってしまっていたのです。
当時私達はお互いに実家に住んでおり、毎回のデートコースは居酒屋で食事をしてからホテルで宿泊をすることがほとんどでした。そのため、デートを重ねる度にかなりの金額を使ってしまっていたのです。
私も自分では積極的に払っていたつもりではいたものの、やはり甘えてしまっていた部分も多かったのでしょう。実際半年でこのくらい使っていたよ、と金額を教えてもらった時には驚きと申し訳なさでいっぱいでした。

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そこでぺんたろさんが提案したのは、一つの共有の財布を作り、毎月そこにお互いがお金を入れるというものでした。

なるほど、そういうやり方があるのか。と思った反面、当時の私は少し渋い顔をしていました。なぜなら、お互いにお金を入れるということは上限ができ、これまでのデートの水準よりも下がってしまうと思ったからです。
無知だった私は、お金に関しては何とかしなくては、とは思ったものの、デートの水準をどうしても下げたくなかったのです。一度上げてしまった生活水準を下げるというのは難しいものですね。

その後も何度か話し合いを重ね、最終的にはぺんたろさんの懸命な説得により、一旦やってみよう!という結論に至りました。

とりあえずは取っ掛かりとして、二人で共有で使用するための財布を買いに行きました。ちょっとおしゃれな緑色の革財布をお金を出し合って購入し、二人の名前を刻印してもらいました。
そしてその次の月からようやく、共有財布生活がはじまったのです。


共有財布生活のはじまり

お金はあらかじめ二人で決めた金額を毎月現金で入れました。そしてデート代はすべてそこから出し、余れば翌月に繰り越し、といった感じで管理をしていました。カードで支払った場合にも財布から現金で同額抜き、払った人に戻していました。
また、それぞれ個人的な用事で金銭的に厳しい月があれば、相談して金額を変える月もありました。

今月はあといくらしかないからデートはあと一回にしよう、今月は節約して溜まった分で来月旅行に行こう!等、始める前はあれこれ思ってはいたものの、いざ始めると無駄遣いも無くなり、二人で相談しながらそれなりに節約した生活を送ることができました。

他にも利点はありました。
結婚してしまえばいずれは財布は一つになりますよね。(そうでない方もいらっしゃると思いますが…)
結婚の際に、今まで協力してやり繰りしてきたおかげか、私達はお金に関しては一切揉める事がありませんでした。二人のお金を限りある中でやり繰りするという方法は今までと何ら変わらず、規模が大きくなっただけです。それに、一緒にやり繰りする中で価値観を共有でき、お金に関するすれ違いは今の所ありません。

ちなみに私達はこのやり方を約二年間、実践していました。

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共有財布生活を振り返って

結果的にやってみて、とても良かったと今では思っています。当時気にしていた、生活水準が下がってしまうという点も、実際に始めてみると「ある分でなんとかしなきゃ…!」という考えになり、実際下がっていたかもしれませんが全く気になりませんでした。

何より、私にとっては結婚前に家計の回し方を疑似体験!みたいな感覚でとても勉強になりました。この経験がなければ今でも歯止めが効かず無駄遣いを続けていたかもしれません。

ちなみに当時使用していた財布は私たちの間では「緑財布」と呼ばれ、メインでは使用していないものの、今でも大切にしています。呼び名は捻りもなくそのままですね…笑

いちカップルのお話でしたがいかがでしたでしょうか。悩んでいる方は参考にしてみて下さいね。
しかし最終的には二人に合ったやり方が一番です。お互いの気持ちを尊重しながら解決策を見いだしてください。