20代から始める人生攻略本

無知なわたしが無理難題の人生攻略に挑むお話。

vs お仕事 Lv.1 「ホテルマンのお話」

テルマンのお仕事

皆様はホテルマンと聞いてどんな雰囲気を想像しますか?
華やか?キラキラしている?…いいえ、とんでもありません!

テルマンはそんなキラキラしたイメージとは裏腹に、かなり過酷なお仕事なのです!現役ホテルマンの私が、そんなお仕事のお話をさせて頂きます。

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チェックインアウトだけじゃない!フロントのお仕事

フロントスタッフのお仕事と聞いて想像するのはチェックインとチェックアウトですよね?しかし、実際にはそれだけではありません!

ホテルによっても業務が様々ではありますが、私が渡り歩いてきた2つの日系ホテルではどちらも、結構な肉体労働がありました…笑

重い荷物をクロークに運び入れたり、台車に積み込みお部屋に届けたり、大量のアメニティ類が入った段ボールを運んだり、大量の忘れ物を片付けたり…時には客室の清掃や客室備品の修繕、朝食の手伝いまでなんでもござれです。海外の方の巨大なキャリーケースや、修学旅行などで大量に届けられる荷物などは特に大変です!

また、客室の修繕は、Wi-Fiの機械やテレビ、水道の水の調整やドアの蝶番の調整など、たまに「業者さんかな?」と思うほど色々なものを修繕します。笑

それも全て制服のまま行うので、暑い!!
私のいたホテルでは夏服が無かったので、真夏は地獄です。
ホテルによっては荷物運び専門や客室専門のスタッフがいるホテルもありますが、あまり大きくないホテルでは「ここまでフロントの人がやっちゃうんだ…!」と思う意外なお仕事がたくさんあります。

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一日立ちっぱなしの過酷な環境

ホテルのフロントスタッフは基本的に業務中一日中立ちっぱなしです。
内勤のお仕事もありますが、やはりメインはカウンターでのお客様のお迎えとなるので、忙しい日はほとんど座れない事も。
ようやくちょっと休憩…と思い座った瞬間お客様がやってきたり…笑

女性はヒールのあるパンプスを履かなければならないので、初めの頃は半日で足が痛くなってしまい大変な思いをしました。当時は「何でみんなそんな笑顔で立っていられるの?」と疑問に思っていましたが、意外と慣れるものです。未だに多少は痛いですが…。特に夜勤ともなると翌朝には足が悲鳴を上げます。

テルマンになってからは、買い物に出かけた際に、雑貨屋や100均でもついつい足のリラックスグッズを探してしまいます!
また、私だけかもしれませんが、休みの日にヒールのある靴を履きたくなくなりました…。


実は意外と英語が話せない?!

テルマンになる前は、みんな英語がペラペラでかっこいいんだろうな…!という印象だったのですが、実際に入ってみると意外と皆さん英語が話せません。笑
外資系ホテルともなると流石に英語は必須でしょうが、私がこれまで経験してきた日系のホテルでは、流暢に話せる人は大体5人に1人程度の印象です。

話せなくとも、海外のお客様が多いホテルでは翻訳機や通訳の方と通話できるアプリなどが用意されており、そちらで意外と何とかなります。

もちろん、話せるに越した事はありませんが、話せない方でホテルに興味がある方でも全然大丈夫です。むしろ、話せる方は貴重な存在としてとても頼りにされますよ!笑


テルマンのいい所もご紹介

これまで大変な仕事をご紹介してきましたが、良い点もご紹介したいと思います。

まずは、当然ではありますがいつでもホテル気分を楽しめます。自分では到底泊まれないようなスイートルームなどの客室は、たまに入るとやはりテンションが上がりますよ!
夜勤の仮眠部屋として客室を使うホテルもありますので、短時間ではありますが、頻繁にホテル気分を味わうことが出来ます。

他にも、福利厚生でグループホテルの割引などがあったりするので、旅行が好きな方にはおすすめです。

個人的に良いと思っている事は、他のスタッフとのお話が楽しいです。ホテルマンは、特に長く務めている方だと色々なお客様に遭遇しています。皆それぞれの武勇伝のような話を必ずいくつか持っており、「これまでにホテルであった珍事件」などの話を聞くととても面白いです。
また、ホテルによっては海外籍のスタッフも多いので、文化の違いなども感じられて楽しいです!ちなみにホテルに務めている海外籍のスタッフはみなさん驚くほど日本語が上手で驚きます。中には日本人かと思うくらいの方もいらっしゃいます。

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いかがでしたでしょうか?
今回は私が働いてきたホテルでの経験を少しご紹介しました。私の働いていたホテルはどちらも日系のホテルなので、外資系ホテルだとまた違っているのかもしれません。
皆様の中でのホテルマンのイメージは記事を読む前と変わったでしょうか。